新型コロナワクチン接種終了
やっと私も新型コロナワクチン接種の2回目が終了しました(*^-^*)
ワクチン接種については予約が取れないなど色々な報道がされてますが、うちのクリニックでも色々ドタバタがありました!
新型コロナワクチン接種終了までの道のり(苦労話)を今日はブログ記事にしたいと思います。
うちのクリニックのワクチン接種に関しては東京都福祉保健局が窓口でした。東京都福祉保健局より、今年2月下旬までにクリニックで接種対象者の申請するように通達があり、スタッフにも説明、希望を確認し申請しました。その後、「新型コロナワクチン接種記録書」が届き、この書類に記載してある東京都予約管理番号でを元にこれから立ち上がる「東京都ワクチン予約受付サイト」に各自が予約をするシステムでした。報道では医療関係者は4月から接種が始まるとあったので、早々にサイトができ、予約が開始できると思っていたのですが、待てど暮らせど予約開始の告知がなく😢、予約の開始は4/26(月)9:00~でした。
9:00と同時にサイトにアクセスし、無事サイトに入りまず始めのページ。予約番号などを入れ、次に進むをクリックしたのですが次のページに移行できないままフリーズ。診療時間になったため、一旦あきらめ、仕事が終わって帰宅後再度アクセスしましたが、状況は変わらず。これは休診日に腰を据えてやるしかないと思っていたら、サイトの不具合でネット予約ができない状態にΣ( ̄□ ̄|||)。電話予約一択でしかも、電話対応は9:00~18:00。なぜなぜ・・・と憤慨してしまいましたが、他の医療関係の方も条件は一緒だと思いなおし、休診日に自宅の家電と携帯の2台体制で電話予約にアクセス。「ただいま混み待っております。申し訳ございませんが、時間を置いておかけ・・・」のコールを繰り返し聞くことに((+_+))。
(余談、携帯電話の通話履歴で同じ電話番号にかけた場合、200回までは通話履歴回数が表示されるがそれ以上はカウントされないことを知りました!)
GW最終日、夕方、これで今日は最後にしようとかけた電話がついに繋がり、歓喜🙌🙌🙌。上ずった声で1回目の予約をし、「では続いて2回目は3週間後ですね~」とコールセンターの方が3週間後で予約可能な場所を探してくれているのを意気揚々と待っていたが、「まだその日程で予約できるところはありませんね~。今後順次予約できる日程、場所がでてくると思いますので、またご予約をおねがいします」と電話終了(-_-;)。やっと繋がったのに・・・、1回目だけ、2回目はまたこの作業をするのか・・・と、絶望感に襲われるもどうすることもできない状況にしばし放心状態でした。
そして、5/11(火)9:00~、待望のネット予約サイトが再開される事に。まだ1回目の予約も取れていないクリニックのスタッフが大半だったので、今回は各々の携帯電話とクリニックにあるパソコン3台も予約サイトにアクセスしておき、予約の順番が来た携帯、パソコンから順次仕事の合間を縫って各々予約しました。2回とも取れた人、1回目の日程によってはまだ3週間後以降の予約できる場所がなく、1回目の予約のみしかできないスタッフもいました。
さらに、予約確定しているはずが、「予約を取り消してくれないか」という電話が来たスタッフもいました😱当時ワクチン詐欺やワクチンの割り込み接種問題が取り沙汰されていたのと、スムーズに予約が取れない事などが重なり、心の余裕がないので、“詐欺なんじゃないか?きっと誰が強引に入り込んだんでは⁈”とうがった見方もしましたが、結局ダブルブッキングだったとの事で予約を取り直すことになりました😭そんなこんなで、クリニック各々が2回目までの予約の確定ができたのが5月末で、2回目の接種日が6月中旬から末になり、遅いスタッフは7月中旬になってしまいました。
うちのクリニックは新型コロナウイルス感染症の患者さんを診察する機会はなく、感染対策もしっかりして診療は行っているとはいえ、ワクチン接種を希望するなら可能な限り早く接種できる状態が望ましいと考えていました。副反応の事も考慮し、同じ部門の人は重ならないようになど考えていましたが、新型コロナワクチン接種の予約環境からそうもいってられず、とにかく予約が取れる日程を各々取ってもらうこととなり、診療の調整をしなくてはならなくなりました。私は1回目は三井記念病院、2回目は世田谷区役所で接種予約が取れましたが、1回目の三井記念病院での接種の際、3週間後の同じ時間帯でよければ、希望者は三井記念病院で2回目の接種が可能との提案があり、2回目も三井記念病院で行いました。2回目は東京都福祉保健局とは別での対応との事で、すでに予約していた2回目の世田谷区役所で接種予約は自分で予約サイトからキャンセルをしました。
今回の新型コロナワクチン接種は初めての事で予測が立てられない事も多々あったと思いますが、今回の事柄を振り返り、現場の意見もくみ取って次回は是非よりよい方法で対処できることを切に希望します。
だらだらと苦労話(愚痴?)を書いてましたが、現時点での当クリニックのワクチン接種者の副反応の状況についてです。
【1回目ワクチン接種終了者の事例】
・全例でワクチン接種部位(二の腕)の腫れと筋肉痛の様な痛みが出ましたが、副反応発症後1,2日で改善。
・1名は通年アレルギー性鼻炎、蕁麻疹があることから抗アレルギー剤は内服しており、念のためアセトアミノフェン300㎎/回を内服してワクチン接種をしましたが、接種2時間後から38.5度の発熱があり、解熱剤(アセトアミノフェン600mg/回)を内服しても下がらず、副反応発症後1日半程度で自然に解熱。
・3名が発熱はないがなんとなくだるい感じがあったが数時間~1日程度の幅はありますが改善。
【2回目ワクチン接種終了者の事例】
・全例でワクチン接種部位(二の腕)の腫れと筋肉痛の様な痛みが出ましたが、副反応発症後1,2日で改善。うち1名は接種3日後から接種部位にかゆみが出現しましたが、特に治療せず1日で改善。
・1名は発熱はないがなんとなくだるい感じが副反応発症後3日程度ありましたが改善。
・1名は37度前半の微熱とだるさが接種12時間後からあり、特に治療せず副反応発症後1日で改善。
・1名は1回目38.5度の発熱がでたため、アセトアミノフェン600㎎/回を内服してワクチン接種。今回は接種12時間後から39度の発熱があり、アセトアミノフェン同量を内服するも下がらず、副反応発症後1日で自然に解熱。
・1名は翌日仕事がある為、アセトアミノフェン600㎎を接種直後に内服しました。接種12時間後からだるさ、軽度の頭痛がありましたが、副反応発症後1日で改善。
副反応の発症情報から、クリニックのスタッフは1回目のワクチン接種当日、翌日は出勤が難しい副反応が出た場合は自宅休養としました。2回目はワクチン接種当日、翌日ともに症状の有無、程度によらず全員自宅休養としました。私は休診日にワクチン接種を行ったので、翌日仕事をしました。1回目は腕の痛みのみでしたが、2回目は平熱が少し高い状態(36.8度)でだるさと軽度の頭痛がありました。多分仕事をしないで自宅にいたら横になっていたかもしれませんが、診察をしているのはかえって気が張って、幸いにも問題なく仕事ができました。副反応も発症後1日で改善しました。私の副反応はこのような状況でしたが、副反応の状況は個々違い実際に接種してみないとどうなるかわかりませんので、ワクチン接種後は休みを取ることができるのが望ましいと思いました。
以上、私共の小さな経験ですが、参考にしていただければ幸いです。