マスクをするようになってニキビが多くできる|南青山皮膚科 スキンナビクリニック|表参道・南青山・港区・東京|皮膚科・美容皮膚科

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マスクをするようになってニキビが多くできる

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2020年11月06日

  • 保険診療
  • ニキビ・ニキビ跡

コロナの影響で毎日仕事の時間マスクをしているのですがマスクをし始めてから顎の下にニキビがとても多くできてしまいました。市販薬をしばらく塗っていたのですが全く効果がありません。治す方法、薬などはありますか?

理事長・院長 服部 英子

院長 服部英子

マスクをするようになりニキビができるようになったという患者様は増えました。一日中マスクをしてることで、皮膚への摩擦で角層が肥厚したり、汗で蒸れたりする影響でニキビができやすい状況はあるかもしれません。

しかし診察で「どの位マスクをしていますか」と聞くと意外に在宅勤務でマスクをする時間は近隣に買い物に行く程度しかしていないのにニキビができるようになったという方も多くいらっしゃいます。ニキビができる機序は肌の代謝が落ち毛穴に角層がたまり毛穴から出るはずの皮脂が毛穴に溜まって黒ニキビ、白ニキビ(面皰)ができることから始まります。その皮脂が詰まった毛穴で常在菌であるアクネ菌が増え赤いニキビになります。また皮脂を作る皮脂腺は男性ホルモンの影響があり、ホルモンバランスが崩れたりするとニキビができやすい傾向になります。その他体質的にできやすい(ご家族でニキビの症状があったなど)、ストレスがある、仕事やテストなどで寝不足、脂質(ナッツ類、コーヒ)や糖質、辛い物を多く含む食品を食べているなどがあります。コロナ禍で生活環境などが大きく変化しているので、マスクを含めさまざまな要因がニキビの悪化原因になっていると考えます。

治療としては保険診療で効果が高い塗り薬(アダパレンゲル、過酸化ベンゾイルゲル、抗生物質・過酸化ベンゾイルゲル、アダパレン・過酸化ベンゾイル ゲルなど)があり、漢方薬、抗生剤内服なども症状に応じ使用していくことがあります。圧出療法なども行っています。患者様の多くはニキビは病院で処方された薬なら風邪の様に1~2週間程度塗ったり内服すればよくなると思っている方がいらっしゃいますが、上記の様な機序ですので改善には日常生活の改善も含め行う必要もあり、ある程度時間がかかります。当院では治療は症状を定期的に(1回/1~2週)診察してまず3ヶ月を目処に効果判定をします。

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