イボとは皮膚から盛り上がってできる小さなできもののこと。さまざまな皮膚の病気の可能性が考えられるが、一般的にイボと呼ばれるものはウイルスが感染してできたできもので、専門的には「尋常性疣贅:じんじょうせいゆうぜい」と呼ばれる。首回りにできるイボは、軟線維腫という皮膚の良性腫瘍であることが多い。
そのほかイボと呼ばれるものには、子供に多く見られる「伝染性軟属腫(いわゆる水イボ)」や、加齢とともに増えていく「老人性疣贅」などがある。イボはできても痛みや痒みなどを感じないことが多い。ただし、中にはイボのように見えても、悪性黒色腫など悪性腫瘍の初期症状のことがあるので注意が必要。