脂漏性皮膚炎は皮脂が紫外線や皮膚の常在菌（マラセチア菌）などと反応し脂肪酸になると皮膚に炎症を起こすことで起こり、青年期は繰り返すことがあります。皮脂分泌が多い、頭部、顔、腋窩、鼠径部などが好発部位です。

皮膚科での治療としては、主体は抗真菌剤の外用で症状がひどい場合はステロイド外用を使用します。生活面ではストレス、寝不足などが悪化因子となります。また食事では糖分・脂肪分を多く含む食品や辛い物なども取りすぎに注意が必要です。

脂漏性皮膚炎でも炎症が続いたり強い場合は髪の毛が一過性に抜けることはありますが、炎症が改善すると抜け毛も落ち着いてきます。
脱毛については円形脱毛症、男性型脱毛症（AGA）などもありますので鑑別が必要です。